ShapeとIPO Driverを使って、シワとまではいかないまでも、
それっぽい変形をするようにしてみようかと思います。
つまり、体を動かしたらIPO Driverで自動的にShapeするようにします。
Shapeの作成には関節を曲げた状態で作る必要がありますが、

Armature Modifierの上の赤丸部分をONにすると、
Armatureによる変形した状態のまま、EditモードでMeshを編集できます。


選択部分の中心はArmatureの変形前の位置になるので、少し注意。
あと、ShapeをSculptで作りたい場合は、
ShapesパネルにあるピンマークのボタンをONにすることで、

Sculptを使用できるようになります。
長くなるので、IPO Driverの設定は続きに。
肘回転用のBoneをDriverにして、IPO DriverでShapeを制御してみます。

今回の場合、肘の回転は曲げると値的にはマイナス方向に動きます。

Driver(今回は肘回転用のBone)がマイナス方向に動く場合は、
ベースとなるShapeのIPO Curveは1→0と、
右下がりのグラフになるようにキーフレームを打ちます。

プラス方向に動く場合は、0→1の右上がりのグラフ。
ただ、必ずしもこうする必要はありません。
こうした方が後が楽だからこうしています。
とりあえず、Shapeにさっき書いたようにキーフレームを打ちます。
フレーム数はどうでもいいので、適当に1フレームで値1、
10フレームで値0にしました。
そしてIPO Driverの設定。IPO Curve Editorでの作業になります。
IPO Driverを設定したいIPO Curveを選択し、

CurveメニューからTransform Properties(ショートカットキーは[N])。
表示されたパネルからAdd Driverを押します。


OB:にDriverにするオブジェクト名を入力。
今回のDriverは肘回転用のBoneだから、タイプをObjectからPoseに変更。
すると、BO:という項目が表示されるので、Boneの名前を入力します。
今回の肘の回転はローカル座標(Normal座標)ではZ軸回転になるのでRot Z。
XminとXmax、YminとYmaxについては、
XminとXmaxはDriverの動きの幅になります。(グラフでは横の値)

今回は肘の回転の-110度~0度の間でShapeさせたいので、
Xminに-11、Xmaxは0と入力。回転の場合は1で10度となります。
YminとYmaxは今回の場合だとShapeの強さです。(グラフでは縦の値)

YminとYmaxは変えません。基本的に最小値と最大値の設定なので、
反転して入力とかは必要ないです。
これで終わり。
肘の回転で自動的にShapeするようになりました。
今回使用したBlenderバージョン:Blender2.48a
- 2009/03/14(土) 23:03:05|
- 練習 005
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モデファイアのEdgeSplitでエッジを立てておくと、法線ベースのノードエッジでしわや布のつなぎ目の線が出る様になりますね。
- 2009/03/24(火) 22:52:36 |
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- AKI #ldSHJ4vM
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こんばんは、AKIさん。
情報ありがとうございます。ただ、いろいろ試してみましたが、
Angleでの設定は調整が上手くいかなかったり、Mark付けだと線が出っ放しになってしまったりと、
あまり良い効果は出ませんでした。
- 2009/03/25(水) 01:52:29 |
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- bmania #-
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blender.jpにリアルタイムでスカートが揺れるリグをアップしたので良かったら見て下さい。
- 2009/03/29(日) 18:15:24 |
- URL |
- AKI #ldSHJ4vM
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こんばんは、AKIさん。さっそく見させてもらいました。
Depecdency cycle detectedをあえて発生させることで、
遅延の動きや揺れの表現をしているんですね。
面白いです。
BoneにはTimeOffsetやSlowParentなどの機能が使えないので、
こういったやり方で遅延の動きを作るのもありかもしれませんね。
- 2009/03/29(日) 22:02:44 |
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- bmania #-
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