Set Smoothのかかっている面で、綺麗な平面(直線)を作ります。
エッジを追加するやり方と、Edge Split Modifierを使うやり方の二つほど。
左の画像の状態から、右の画像のようなピシッとした状態にします。


内容は続きに書いてあります。
使用したBlenderのバージョン:Blender2.48a①エッジを追加するやり方。Set Smoothは角を擬似的に丸く滑らかに見えるようにする機能で、
特性として、少しでも角になるVertex(頂点)は、
その頂点に繋がっているエッジの両端までを滑らかに見せようとします。

そのため、上のようなメッシュだと全てが滑らかになってしまいます。
このような時に、以下の部分を平面(直線)として見せたいとしたら、

各Edgeの両端近くにLoopCutやExtrudeとかで頂点を追加することにより、
(角度はつけずに直線になるように頂点を追加してください)

角を丸く見せる変化はその追加した頂点で止まり、
その両端に追加した頂点の範囲内は平面(直線)になります。

ただし、この方法だと確実にポリゴン数が増えますし、
UVマップ作成時に結構厄介になったりします。
角は綺麗になりますが。
②Edge Split Modifierを使うやり方。Edge Split Modifierは指定した基準によりEdgeを分離する機能です。
(あくまでModifierなので、Applyしないかぎり実際には分離してません)

基準の指定の仕方は、角度による指定(From Edge Angle)と、
マーク付けによる指定(From Marked As Sharp)の二通りあり、
マーク付けは角度に関係なくマーク付けしたEdgeを分離します。

マーク付けは、EditモードでEdgeを選択して、
MeshメニューのEdgeにあるMark Sharpでマーク付けします。
もしくは、
[Ctrl]+[E]で表示したメニューから選んでもかまいません。
マーク付けの解除はその下にあるClear Sharpで解除します。


マーク付けした部分の確認は、Editモード時に
Editing(F9)にあるDrwaSharpをONにすると確認できます。

このEdge Splitを使う方法だと、
ポリゴン数やUVマップ作成には影響しません。
いかにもCGっぽい角になりますが。
関連記事:
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- 2009/05/15(金) 22:58:11|
- 操作メモ モデリング
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