前回の記事ではモーションを作ってそのままStrip化する方法を書きました。
今回は、あらかじめ複数のActionデータブロックを作っておき、
その中から選んでStripを新しく追加する方法です。

ついでに、Actionデータブロックのみの新規追加についてと、
データブロックの保持と削除についても。
内容は続きに書いてあります。
使用したBlenderのバージョン:2.5 alpha 2Trackが無いと、Actionを選んでのStripの追加はできません。
(ActActionにActionを適用して追加というのは出来ますが)
まず、Trackを作る必要があります。
ですが、何も無いまっさらな状態からTrackは追加できないようなので、
最低でも1回は、ActActionのStrip化という作業をする必要がありそうです。
ActActionのStrip化は以前の
操作メモを参照してください。

1つでもTrackがある状態なら、
NLAエディタのAddメニューから、Trackのみの追加ができます。

Trackができたなら、そのTrackをアクティブにして(選択するだけです)、
NLAエディタのAddメニューからAdd Action Strip(
[Shift]+[A])。
Actionの選択メニューが表示されるので、追加したいActionを選びます。
(この選択メニューが少し曲者で、全て表示するには検索ワードを空にします)
すると、アクティブなTrackの現在のフレームの位置にStripが追加されます。

もし、他のStripと重なるようだと、
下の画像のように、自動でTrackも新しく追加して、そこに追加されます。

ここからはActionデータブロックについてです。
Actionデータブロックの新規追加方法は、
DopeSheetのActionEditorモードで追加したり、
似たような感じで、NLAエディタ上からも追加できます。


項目の意味は↓な感じです。

あと、ファイル内にActionがどれだけあるかの把握のために、
Outlinerウィンドウを用意しておいた方が良いでしょう。

使われてない(リンクされてない)Actionデータブロックの保持についてですが、
Actionデータブロックは、デフォルトでFakeUserがオンになっているので、
そのFakeUserをオフにしない限りは、Actionデータブロックは保持されます。

FakeUserとは架空のUser(リンク相手)を持たせる機能です。
そうすることで、実際はどこからもリンクされてないデータブロックでも、
ファイルの読み書き時に消されれることなく保持されるようになります。
逆に必要の無いデータブロックを削除したい場合は、
FakeUserをオフにして、Userが0の状態のまま保存。
ファイルを開きなおせば、そのデータブロックは消えています。

なお、Outlinerの表示がおかしく、Userが0なのに0にならない場合があるので、
その場合もファイルを保存して開きなおしてみてください。
関連記事:
操作メモ - キャラクターアニメーションのノンリニア編集操作メモ - Blender2.5のNLAエディタの役割
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