Blender2.49以前でのNLAエディタには、
Stripを用いたモーションのノンリニア編集機能と、
オブジェクトのキーフレームの編集という二つの役割がありました。


それがBlender2.5だと、Stripを用いたノンリニア編集機能に絞り、
オブジェクトのキーフレーム編集機能は、
ActionEditorを含むDopeSheetというウィンドウに移されています。
ですから、Blender2.5でキーフレームを打ってモーションを作るだけなら、
NLAエディタを使うことはありません。
今回は、そういった2.49と2.5でのNLAエディタの違いについてです。
といっても、上の文で書き尽くしてしまいましたが。
あと、モーションのノンリニア編集とはどんなものかについても書きました。
内容は続きに書いてあります。
使用したBlenderのバージョン:2.5 alpha 2まず、Stripを用いたモーションのノンリニア編集について説明します。
例えば、下のように二つのモーション(Actionデータブロック)があったとして、
左のモーションをAとして、右をBとします。
このモーションをStripとリンクさせ、NLAエディタで以下のように並べます。

タイムラインでの順番はA→B→A→Aとなります。
↓が、それを再生した動画。
このように、いろんなモーションの塊(Strip)を並べて、
モーションを組み立てていきます。
これが、NLA(Non Linear Animation)エディタの本来の機能です。
(Blender2.5ではモーションに限らずいろんなアニメーションに使用可能)
Blender2.49以前だと、オブジェクトのキーフレーム編集も兼ねていたので、
NLAエディタの役割が少しややこしい感じになっていました。
Blender2.5では、こういったややこしさを無くすため、
NLAエディタはノンリニア編集機能だけに絞り、
オブジェクトのキーフレームの編集機能は排除されました。
その代わり、オブジェクトのキーフレーム編集は、
新しくできたDopeSheetウィンドウで行えるようになっています。

つまり、Blender2.5ではDopeSheetというウィンドウ1つで、
全てのアイテムのキーフレーム編集ができるようになっています。
これにより各ウィンドウの役割が、
NLA Editorでアニメーションのノンリニア編集。
DopeSheetでキーフレームの編集。
F-Curveでキーフレームのアニメーションカーブの調整。
という風に、明確に分かれるようになりました。
関連記事:
操作メモ - キャラクターアニメーションのノンリニア編集操作メモ - Actionを指定してStripを追加する
- 2010/05/22(土) 23:54:35|
- 操作メモ モーション
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はじめまして、chouxoneさん。
アニメーションしているのを見ると、なんとなく感動しますよね。
- 2010/05/28(金) 22:18:44 |
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- bmania #-
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