Driverはキーフレームの打てるいろんな項目の値を、
ObjectやBoneのTransform値などで変化させることができます。
Scriptの知識があれば、より複雑な変化も可能です。
Shape KeyやConstraintのスイッチを3DViewに作るのによく使われたりします。
もちろんそれ以外にも使う用途はたくさんあるでしょう。

Blender2.49以前ではIpo Driverと呼ばれてた機能ですね。
今回はBoneのTransform値を利用してShape Keyの値を変化させる手順です。
あくまで基本的な部分だけですが。
内容は続きに書いてあります。
使用したBlenderのバージョン:Blender2.54 Betaまず、Driverを設定したい項目(今回はShape KeyのValue)を右クリック。
表示されたメニューからAdd Driverを選択。Driverが設定されます。

Driverの設定はGraph Editorで行います。

モードをDriversに変更。左のリストから目当てのDriverを左クリックし、
キーボードの[N]を押して右にPropertiesを表示。そこが設定欄です。
以下は、BoneのTransform値でDriverを動かすための設定です。
Drivers欄でDriverタイプを決めます。

Average、Sumなどいろいろありますが、
次に書くVariableを複数設定した時に、平均するか、足すかという意味です。
Scripted Expressionだけは自分で計算式を入力します。
今回はVariableは一つだけなので何でもいいです。
Scripted ExpressionでもExprにVariable名を入力するだけです。

次にDriverを動かすための情報元を決めます。
同じくDrivers欄のAdd Variableをクリック。

今回はTransform値を元にしたいので、タイプをTransform Channelに変更。
Ob/BoneでObject名とBone名を入力。
X Locationという所で、使用するTransform値を設定(今回はX Location)。

あと、Boneを情報元とする場合はLocal Spaceをオンにすると良いでしょう。
オフだとWorld座標でのTransform値になります。
とりあえず、以上の設定を済ませれば、
BoneでShape KeyのValue値を変えられるようになっていると思います。

ただ、このままだと(Driverの値)=(Driverを設定した項目の値)になります。
今回だと、X Locationが1なら、Shape KeyのValueは1といった感じですね。
場合によっては都合が悪いこともあるので、その部分の変更についてです。
ModifiersのGeneratorでその設定を行えます。

Driverでのこの計算式の意味は、
(Driverを設定した項目の値)=(数値)+(数値)×(Driverの値)になります。
例えば、X Locationが0.5で、Shape KeyのValueが1になるようにするなら、
2番目の数値を2に変えるだけです。

等式として解けば、必要な数字は簡単に出ると思います。
0+■×0.5=1
■=1÷0.5
■=2
もしくは、DriverタイプをScripted Expressionにして、
Exprに同じような式を書きます。これでもOKです。

- 2010/10/14(木) 21:55:17|
- 操作メモ モーション
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ああーなるほど、MaximumとかMinimumとかは2つ以上の要素使う時に
使うもんだったんですね・・・やっと理解しました助かりました/ ,' 3 `ヽ
- 2010/10/15(金) 00:03:20 |
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ツールチップにもDriver typeと書かれているだけですからね。
さすがにこれでは説明になってません。
- 2010/10/15(金) 21:37:32 |
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